ヒキヨワ( @hikiyowatenchou )です。
今回の話題は「認定切れの高射幸性遊技機を撤去しない問題」について
今回の話題はやや業界人寄りの話なので、ユーザー様からしたらぶっちゃけ関係ない話です。
ただこの件について業界人からかなり非難の声が上がっています。
何故撤去しないのか?違法性は?
この辺について簡単にまとめて私見も述べさせて頂きたいと思います。
高射幸性遊技機とは?
高射幸性遊技機とは?
2万枚以上(40万円相当以上)の差枚実績がある遊技機の事で、5.5号機以前のAタイプ以外の機種ほとんどが該当している。
この高射幸性遊技機は順序設置比率を落としていくように組合での申し合わせがあった。
ちなみに何故か沖ドキは高射幸性遊技機リストには入っていない。
高射幸性遊技機リスト↓
引用:遊技日本
簡単に言うと
警察「この機械出すぎやろ!どうなっとんのや!」
パチンコ組合「ごめんなさい。優先的に撤去させます」
撤去しない事での違法性は無い
本来遊技機は3年で撤去しなければいけません(厳密には検定から3年)
3年経過した機種は「認定」という措置を受ける事で、さらに3年設置が出来ます(合計6年)
今回話題になっているサラリーマン番長は6年経ったので本来であれば撤去しなければいけません。
ただ現状のコロナ禍における経過措置で、全ての機種の設置期限が1年伸びました。
上記にあるように、元々高射幸性遊技機は順次撤去していく計画でした。
ただ今回の経過措置により、高射幸性遊技機を含む全ての機種の設置期限が1年伸びた事で、認定期間を過ぎた台を設置していても違法性が無い事になります。
ただ組合としては高射幸性遊技を残されたり、ギリギリまで旧規則機を残されると警察に合わせる顔が無いので、「高射幸性遊技機は従来通り撤去」などを含んだルールを制定しました。
これが問題の発端です。
簡単にまとめると↓
パチンコ組合「コロナ禍で新台の供給なども無いので、設置期限延長しても良いですか?もちろん高射幸性遊技機の期限は延長させません!」
警察「まあこのコロナ禍ではしゃあないわな。機種を個別で検定期間伸ばすの無理やで、一律1年延長や!」
パチンコ組合「というワケだから全機種1年伸びたけど、ワタシ達が決めた通りにちゃんと撤去しろよ!」
パチンコホール(違法性無いなら絶対残すホールあるやん・・・ちょっと様子見て残したろ)
私見:撤去しない企業の気持ちも分かる
現役店長の自分がこんな事を言ったらダメですが、撤去しない企業の気持ちも痛いほど分かります。
今回のコロナ禍では休業要請を守らないホールや、休業明けに広告規制を守らないホールがありました。
コロナ禍以前では高射幸性遊技機の撤去問題を立ちスロなどのグレーゾーンで有利に進める手法など言わば正直者がバカを見る状態が続いてしまいました。
そして今回のサラリーマン番長の撤去時期にも各企業こう思ったハズです。
「また正直に撤去したら、ウチだけ損するんじゃないか・・・?」
企業側も組合の言う事を守っていても損する状態が長く続いてしまった為、今回多くのホールが撤去しないという形で表面化した形だと考えます。
最後に
とりあえず違法性は無いので、動いている台をユーザー様が遊技しても問題はありません。
ただ現状パチンコ業界は1枚岩になれず、チグハグ状態です。
緊急事態宣言下で多くのホールが協力休業したように、今回も足並みが揃う事を願っております。
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