ﾊﾞｲﾄ君「いきなりなんですけどね、ウチのオカンがね、好きなパチスロがあるらしいんやけど、その名前を忘れてしまったらしくてね」
ﾋｷﾖﾜ「好きなパチスロの名前忘れるってどうなってんねんそれ」
ﾊﾞｲﾄ君「でもまあ色々聞いてみたんやけど、全然分からへんねん」
ﾋｷﾖﾜ「分からへんの？ほな俺がね、オカンの好きなパチスロを一緒に考えてあげるから、どんな特徴言うてたか教えてみてよー」
ﾊﾞｲﾄ君「あのー、液晶は付いて無くて、単調なゲーム性。当たればランプが光って教えてくれて、チェリーでもたまに当たるやつらしい言うねんな」
ﾊﾞｲﾄ君「ジャグラーなー」
ﾋｷﾖﾜ「すぐ分かったよ、こんなもん」
ﾊﾞｲﾄ君「いや、俺もジャグラーや思うたんやけどな。オカンが言うには楽しくて楽しくてしょうがないらしいねん」
ﾋｷﾖﾜ「ジャグラーはそんなに楽しくないからね！」
ﾊﾞｲﾄ君「そやねん」
ﾋｷﾖﾜ「ジャグラーの楽しさはそういう楽しさじゃなくて、光った一瞬だけ楽しむやつやからね」
ﾊﾞｲﾄ君「そやねんな」
ﾋｷﾖﾜ「ジャグラー側もそんな楽しみ方を求めてないから、そんな人が遊技してたら逆に怪しむで」
ﾋｷﾖﾜ「もう少し詳しく教えてくれるー？」
ﾊﾞｲﾄ君「シリーズによってリプレイ絵柄が違う動物らしいねん」
ﾋｷﾖﾜ「ジャグラーはシリーズによってリプレイ絵柄がサイやトラになっとんねん！」
ﾊﾞｲﾄ君「そやねん」
ﾋｷﾖﾜ「サイは再遊技のサイ。トラはリトライのトラなどちゃんと意味があって決めてんねん」
ﾊﾞｲﾄ君「そやねんな」
ﾋｷﾖﾜ「再抽選のネズミ、もう一回のウシとかオヤジギャグがひどいから、開発のオジサンが深夜のノリで決めたと睨んでるよ俺は」
ﾊﾞｲﾄ君「でも分からへんねん」
ﾋｷﾖﾜ「何が分からへんのよ」
ﾊﾞｲﾄ君「俺もジャグラーや思うたんやけどな」
ﾋｷﾖﾜ「そうやろ」
ﾊﾞｲﾄ君「オカンが言うには、東海地方でも大人気らしいねん」
ﾋｷﾖﾜ「それはジャグラーちゃうやろ！東海地方はハナハナが人気なんやから」
ﾊﾞｲﾄ君「そやねん」
ﾋｷﾖﾜ「東海地方でジャグラーを打ってるのはおばあさんか、撮影に来たガリぞうさんぐらいやで」
ﾊﾞｲﾄ君「そやねんな」
ﾋｷﾖﾜ「ガリぞうさんの動画見て「ジャグラー簡単やないかい！」と思っていざ打ったら、痛い目見るんやから」
ﾊﾞｲﾄ君「そやな」
ﾋｷﾖﾜ「もうちょっと何か言うてなかったー？」
ﾊﾞｲﾄ君「ブドウ数えながら遊技すると良いらしいねん」
ﾋｷﾖﾜ「ジャグラーは設定判別でブドウ数えんねん！」
ﾊﾞｲﾄ君「そやな」
ﾋｷﾖﾜ「むしろ通常時ヒマ過ぎて、数えていないと楽しくないから数えてるよ俺は！」
ﾊﾞｲﾄ君「そやねんな」
ﾋｷﾖﾜ「高設定を狙いに行った日は、ペカるよりブドウ揃う方が嬉しいまであるんやから」
ﾊﾞｲﾄ君「でも分からへんねん」
ﾋｷﾖﾜ「何が分からへんねんこれで！」
ﾊﾞｲﾄ君「オカンが言うには、中間設定でもええ言うねん」
ﾋｷﾖﾜ「ジャグラーは設定６、最悪５じゃないと話にならんねん！」
ﾊﾞｲﾄ君「そやねん」
ﾋｷﾖﾜ「めっちゃ連チャンしてる爺さんはだいたい中間設定で、あとから座ると絶対へこむからね」
ﾊﾞｲﾄ君「そやねんな」
ﾋｷﾖﾜ「爺さん婆さんは体から変な電波出てて、ペカりやすいと睨んでるよ俺は」
ﾋｷﾖﾜ「他にもなんか言うてなかった？」
ﾊﾞｲﾄ君「第三停止離す瞬間が楽しいらしいねん」
ﾋｷﾖﾜ「ジャグラーは第三停止離す瞬間にペカりやすいから、そこが一番楽しいんや！」
ﾊﾞｲﾄ君「そやねん」
ﾋｷﾖﾜ「むしろそこ以外、全然楽しくないからみんな色んなオカルトで第三停止を離すからね！」
ﾊﾞｲﾄ君「そやな」
ﾋｷﾖﾜ「ネジって離す人。よそ見して離す人。GOGOランプを愛でてから離す人など、人の数だけオカルトがあるからね！」
ﾊﾞｲﾄ君「そやねんな」
ﾋｷﾖﾜ「人が好きでオカルトやってるのに、否定してくるやつが居たら俺が動くよ」
ﾊﾞｲﾄ君「でも分からへんねん」
ﾋｷﾖﾜ「何が分からへんねんこれで！」
ﾊﾞｲﾄ君「オカンが言うには、ジャグラーでは無いらしいねん」
ﾋｷﾖﾜ「オカンが違う言うてんやったらちゃうやないかい！！」
ﾊﾞｲﾄ君「そやねん」
ﾋｷﾖﾜ「俺がジャグラーのオカルトを披露している時、どう思っててんお前」
ﾊﾞｲﾄ君「申し訳ないよだから」
ﾋｷﾖﾜ「ほんまにどうなっとんねん。分からへんやん」
ﾊﾞｲﾄ君「でもオトンが言うにはな」
ﾋｷﾖﾜ「オトン？」
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